RIP (Routing Infomation Protocol)

リップと読みます。RIPの特徴は以下になります。
向いていれば実装し、向いていなければ他のプロトコルを検討します。

  • 一言でいえば小規模なネットワーク向け
  • ダイナミックルーティング
  • 帯域幅(量)や遅延(時間)を考慮しない。
  • サブネットマスクがわからない
  • 設定が容易
  • 堅牢頑健
  • 30秒毎のアップデートによりオーバーヘッドが大きくなる
  • 障害復旧から収束までに時間がかかる
  • ホップ数が15まで

サブネットマスクについてはRIPのアップデート版RIP2を用いれば解決できます。
RIP2を知っているならばRIP1で構築をする理由はないです。
互換性もあるため、移行や相互運用も可能です。
まぁそれはRIP2で記述します。

設定は以下の様になります。

hostname Router1

interface Ethernet0
ip address 172.16.1.1 255.255.255.0
!
interface Ethernet1
ip address 192.168.1.1 255.255.255.0
!
interface Serial0
ip address 172.16.100.1 255.255.255.0

router rip
network 172.16.0.0

ルータのホスト名はRouter1で
LAN内の他のルータ接続としてイーサネットポート0と1、シリアルポート0
を設定しました。
このルータでRIPを利用するために"router rip"と打ち
ルーティングするネットワークを書き込みました。
ネットワークは書きたければ列挙できます。
(例えばnetwork 192.168.0.0)

ipにサブネットの設定はできますが、RIPでのルーティングの際に
このサブネットの設定は情報が送られません。

"network 172.16.0.0"と設定したため、このルータは
RIPを用いてのルーティングはEthernet0、Serial0の先にある
(RIPの設定された)ルータとしかやり取りしません。

このためEthernet1の先にルータがあってもRIPでは
学習してくれません。というかしないようにしてます。
(アドバダイズされない)

イーサネットポート、シリアルポートって何って場合は以下を参照して下さい。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa150826.html:USBとLANの違い?

USBとは
本来周辺機器を使うためのものではあるが2台のマシンを繋いでデータ交換をすることも可能。

LANとは
なんらかの方法(Ethernet、無線、電話線等)で複数台のマシンを繋げ通信できるようにすること。

イーサーネット(Ethernet)とは
LANの一種で無線や電話線、シリアルポート等より高速に通信できる。
現在一番普及している方式。

リンク先にはもっと他にも丁寧に教えてくださっています。
ルータの部分はL3スイッチと読み替えていただいても差し支えありません。