ePubとPDFの違い

そもそも電子書籍を利用している人であれば、ePubとPDFの違いは説明の必要が無い
理由としては、使えば分るから

どちらかを選べと言われればePubがいいに決まっている。
ePubの欠点と言えば
・パソコンで見るのであればPDFが読みやすい
・ソースを解読されてしまう
くらいで、ユーザへのサービス面で考えれば、上記は屁みたいなモノだ。
電子書籍をPCで読むために購入するユーザは稀だろう。制作面で考えれば
PDFの容易さはある。ワードなど各種ソフトウェアから簡単に書き出せるからだ。
しかし、簡単に書き出せるレベルの書籍は、コンバートもまた容易だ。

PDFがePubに比べて欠点となるのは以下
Adobeの提供範囲内に留まらざるを得ない(クリエイティブな電子書籍の表現を阻害する)
タブレットで閲覧時に代表的なリーダーで比較して、ePubに読みやすさで劣る
・リーダー制作面でもePubに大きく劣る
電子書籍として、ECサイトの販売経路がePubに劣る

現在タブレットは、コンパクトになりつつある。こういったデバイスの変化に
PDFは柔軟に対応できない。

PDFは、MicrosoftIEのようなものだ。性能が悪いが、普及しているから使われている。
性能面で言えば、今後は衰退していくと考えるのが普通

FLASHのような、閉ざされた技術が、半ば強制的に衰退したように、PDFがそのような
状況に陥っても何も不思議ではない。